歴史探訪@小石川後楽園

そろそろ梅が咲いてるかな、と小石川後楽園を訪ねた午後。園に入るとすぐに「ガイドツアーに参加しませんか?」と声をかけられました。「誰もツアーに参加する人がいないのか・・」と察し、初めて来たことだし1時間のガイドを聞くことにしました。

まずは橋を渡ります。その名も「渡月橋」。もちろん、京都の嵐山の風景を再現した場所ということでした。川の名もそのまま大堰川です。

赤い橋が見えますが周りには紅葉が植えられていて秋は紅葉が川面に映りとてもきれいだそうです。

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この赤い橋をバックに、東京メトロのCMで石原さとみちゃんが可愛く写っている場所です。


オカメザサでおおわれた、円い築山の上に登りました。高層ビルと東京ドーム、大きな松と池が見渡せます。伝統的な日本庭園と近代的な建物が一緒に見える風景は、海外のお客さんが好む場所だそうです。確かに、昔この庭園を築いた人が、今は高層ビルやドームを作っているのですからね、どこか通じるものがあると思います。

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この建物は、光圀18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷、叔斉の兄弟の木像を安置した堂です。

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光圀は3人兄弟の末っ子でありながら、6歳の時に水戸藩の藩主になりましたが、お兄さんに対してとても申し訳ないと感じていたのだそうです。

この「伯夷列伝」の兄弟も同じような境遇でした。国の跡継ぎに決まった弟は『自分が家出をしたら兄が後継者になる』と考え、また兄も『自分がいなくなれば弟が自分を気にすることなく後を継げる』と考え、二人友がそれぞれ家出をし、最後には亡くなってしまうのです。

光圀の兄は高松藩主になったのですが、互いの子供をそれぞれの藩の養子にし、今では水戸藩主の家系はお兄さんの血筋が残っているそうです。

ここまで話を聞いた香川県高松市出身の私。高松藩の藩主が「松平」だったことに初めて気づきました(汗)。さらに今は茨城県に住んでいるという、ご縁を感じたエピソードでした。

そんな感じで、すっかりガイドさんの話に引き込まれて歩きます。

こちらは円月橋。文字通り丸い月が見えるように水面に橋が映っています。岩の間に入り込んだ木の根のを取り除くために解体していた時期があり、その間に東日本大震災が起こったそう。もし修理をしていなければ崩れたかもしれない、という何ともラッキーな橋です。
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園内の木々はとても手入れが行き届いています。古いお庭だけに枯れかけた木もありますが、できるだけ当時の様子を再現するために植え替えているそうでした。

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日本中の美しい風景をぎゅっと詰め込んだ贅沢なお庭。当時の様子を見てみたいなぁと想いを馳せました。しかし、すでに3時になろうとしています。慌てて梅園に戻りました。

まだ3分咲きくらいでしょうか。それでも良い香りが漂い、訪れる人は皆、写真を撮っていました。

少しずつ花が咲く梅の木を見ていると、シュワシュワはじけるソーダの泡を思い出して、そんな風に撮りたいと毎年思っているのです。

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これはちょっと大人っぽい紅色。

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とても仲良しさんに見えました。

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花の色で白梅、紅梅と言いますが、木材として白梅か紅梅か見分けるのは花の色ではなくて、幹の色だって知ってましたか?紅梅の木は切ると断面が赤いそうです。

水戸の偕楽園は梅が有名ですが、ここから梅の木を移して作ったそうで、偕楽園の梅の実から育てた「里帰りの梅」という木もありました。

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蝋梅はすでに見頃を過ぎておりました。

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梅のつぼみには『ほっこり』という言葉がぴったりだな、と思います。

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優しいピンクの椿に見送られて帰ろうとしたら、

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門の模様が可愛かったので背景としばし格闘し、小石川後楽園を後にしました。

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この後、飯田橋から早稲田に向かいました。

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目的地は早稲田にある穴八幡宮です。今年で11回目になるお札を買いに来ました。

長男の中学受験に付き添いで来た時、試験を待ってる間お参りでもしようと境内に入ったら、お札を買う人の列にびっくりしたのが最初でした。実は金運アップ・商売繁盛の神様が祀られているので有名な神社だそうです。

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長男が在学中は買ってきてもらえたのですが、今はわざわざ買いにきています。しかも、御札を売るのは冬至から節分の間だけ。そのためだけに来るのはやや億劫なのですが、御札に守られてこの経済状態かと思うと、買わずにはおれない少市民です。

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御札は貼る方向や時刻が決まっています。

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今年もご利益がありますように。


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やれやれ、これで一安心です。

今回、カメラは持っていたもののスマホで撮ったものも多く、日記として読み飛ばしていただければ幸いです。

それではまた。

 

毛糸の玉

この日は車で30分ほどの義父母の家へ。90歳をゆうに超えた二人ですが、頭はしっかりしているし大きな病気もなく過ごしています。

普段は近くに住む義姉が面倒をみてくれるので、週末は夫も必ず様子を見に行きます。今回は私も同行しました

さすがにお義母さんも台所に立てる時間が少なくなったそうで、今はこれもできないし、あれもできなくなってしまって・・ということが多いです。

まあ、年齢を考えれば仕方がないとはいえ、できていたことができなくなると寂しいものですよね

いつもは何となくおしゃべりをしたり、おかずを作ったりしているのですが、この日は時間があったらやろうと思ってかせ巻き毛糸を持って行っていました。

かせ巻きを玉巻きにしないと編んでるときに糸がうまく出てこないので、巻き直さないといけないんです。

お義母さんも若いころ編み物をしていたので、そんな話をしながら何となく巻き直そうとしていたら、初めてやる私のおぼつかない手つきに、お義母さんが見かねて手伝ってくれました。
夫がかせを両手にかけ、お義母さんが玉巻きにしていきます。お義母さんの巻いている様子がとても力強く、思いのほか早くて。ウン十年前も二人でやったそうですが、息がぴったり(笑)そういうのって覚えてるんだなぁ。

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結局、2玉も作ってもらっちゃいました。なんだかね、昔取った杵柄というか、ちょっと自信のあるお義母さんを久しぶりに見られて嬉しかったという一日。

それではまた。

かぼちゃ愛とクローン文化財

1か月半前から予約しておりました、草間彌生美術館。待ちに待ったこの日を共に迎えたのは京都旅行にも一緒だった幼馴染みです。

チケットは予約制、1時間半完全入れ替え制というシステム。予約時間前に15人くらい待っていたでしょうか。8割方は海外の方のようで、草間さんの人気ぶりがうかがえます。

2階、3階といつもながらの鬼気迫る絵画を見た後は、4階のインスタレーションです。草間さんのかぼちゃに対する愛のメッセージを読んで、ドキドキしながら真っ暗な部屋へ。

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真っ暗な闇の中、かぼちゃが一つ光りました。徐々に数が増えて・・無限に広がるかぼちゃ。

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そして、屋上にはこんなに可愛いかぼちゃが。

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タイルがキラキラしていて見る角度によって色が変わります。

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直島や京都のかぼちゃと同じように、屋外におかれています。このかぼちゃも、これからいろんな季節を過ごしていくんですね。

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また会いに行きたいです。

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草間彌生さんの作品は今まで企画展でしか見ることができませんでしたが、これからは近くで見ることができるので嬉しいなぁ。次の展示が楽しみです。

草間彌生美術館を後にして向かったのは上野の東京藝術大学美術館でした。 こちらではクローン文化財という、今では見ることができなくなった美術品などを精密に復元した作品を展示しており、今回は担当の先生が退官前ということもあり、集大成の展示となりました。

これは法隆寺の釈迦三尊像。これを作るにあたり、左右の仏様が実は逆に置かれていたことが分かり、今回の展示では作られた当初の配置に戻しているそうです。また、現在に至るまで失われていた部分も資料を基に再現されたそうです。

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釈迦三尊は法隆寺金堂と同じ大きさに模した壁に囲まれていました。金堂の壁には火災で焼失した壁画も消失前の状態で再現されています。

一言に「復元」といっても、現代の科学を駆使しており、オリジナルの精細な画像データを取得し、3次元計測や化学分析を行って、空間・形状・素材・質感・色を忠実に再現しています(パンフレットより)。

釈迦三尊像については、取得したデータから3Dプリンタを使って原型を複製し、それを型として富山県高岡市の鋳物技術と南砺市の彫刻技術で鋳造、彫刻、さらに、藝大でわざと古さを出すように手を加えているそうです。

ちなみにこちらが3Dプリンタで作られた原型。

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シルクロードを経て日本に伝わった仏教。ここでは日本からシルクロードを遡ります。

敦煌莫高窟も実物と同じサイズで再現されていました。中には鮮やかなミントグリーンが印象的な仏像が並びます。現地は保存のために公開されていないそうなので、ほとんどの人は実物を目にすることはできなくなってしまいました。

そして、次はバーミヤン東大仏の頭上に描かれた天井壁画。自分が大仏の頭上にいるかのように、正面にはバーミヤンの風景が映像で広がります。大仏もこの穏やかな草原の風景を眺めていたと思うと、爆破された映像は何度見ても心が痛みます。再現された天井壁画の仏様は髪が長くて、目もぱっちり。西洋文化の影響を受けているようです。 ラピスラズリの深い青が美しい。

これらのクローン文化財は撮影可能ですし、一部の物は触ることもできました。よろしければ26日までの展示なので、興味のある方はぜひ芸大美術館へ足を運んでいただければと思います。金曜日は20時まで開館しているそうです。

それではまた。

 

 

お神輿わっしょい

地元の神社は毎年必ず決まった日にお祭りを行います。神社の氏子となっている自治会がいくつか合同でやるのですが、ごくまれに、自治会同士の話し合いがうまくいかなくてお祭りができないこともあります。今年は無事に執り行われていました。

家々に提灯が飾られ始めると、徐々にテンションがあがります。

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小さな町ですが、地元の人にとっては一大イベントですし、街のメイン道路が歩行者天国になって、出店が並び、子供にとってはウキウキの2日間。

お祭りは3日間あって、初日と3日目にお神輿がでます=歩行者天国=出店が並ぶ=子供喜ぶ、ですね。2日目は能が奉納されてるようです。
神社の人も今日は正装で。近所のおじさんが羽織袴でお祭り仕切ってるのも新鮮。
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おみこしはどうも1日目と3日目で動きが違うようです(その辺の決まりもよく知らない)。
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最初は肩で担いでるのですが、時々こうして持ち上げます。お神輿の動きをコントロールする人がいて、ずっと拡声器で声をかけてます。
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結構大変そう。でも男の人が歯を食いしばって担ぐ姿はかっこいいですね。

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神輿は重いし(担ぎ手はお酒飲んでるし)ふらふらするので、見てる人も気を付けないと。
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頑張れ、頑張れ。
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さて出店に目をやると、女の子の手の動きが上品で綺麗・・・と思っていたら
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上手にすくってました。
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まさに祭りの後・・・。帰りにたこ焼きを買って帰ったのですが、冷めてて不評でした(笑)やっぱりこの雰囲気の中で食べるのが重要。

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神様は喜んでくれましたかね・・。

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来年も無事に行われるといいですね。






年に一度の。

7月8日「第35回東京玉翠会総会」  於 高輪プリンスホテル『飛天の間』

卒業した高校の大同窓会です。参加者は今年大学に入学した初々しい学生さんから、80歳越えの大先輩まで。地方高校が東京で行う同窓会としては日本一の規模だそうです。

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参加者は毎年1000人以上。幹事は学年ごとに持ち回りで、卒業25年目の学年が幹事として仕切ります。まず、卒業23年目で受付を担当するために、そこで首都圏にいる同窓生に声をかけある程度の人数を集め、そこからさらに輪を広げて2年後の開催幹事としてチーム作りをしていくという、恒例とはいえなかなかよくできております。
私も大学入学と同時に東京へ出てきたのですが、なんと卒業してから20年以上もこの回に出席しておりませんでした。私なんぞがでなくても華々しい方がたくさんいらっしゃるし、そもそも高校時代にそんなに友達も多くなかったし・・・と足が向かないうちに子育てが忙しくなって、毎年連絡はいただいているものの、あっという間に20年たってしまったわけですよ。


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その間にも毎年きちんと出席している同期の学年幹事さんから、とうとう幹事年が近づいてる!という危機感のもとに声がかかり、これはもう仕方ないな、と腹をくくったわけです。
卒業以来初めて、ほぼ1年かけて一つのイベントを作り上げる、しかも同級生とはいえ、当時1学年12クラス540人の中の首都圏に在住している人達ですから、存在すら知らない人、顔は知ってるけど話はしたことない人、がほとんどという状態でスタート。


でも、不思議なことに同じ時間を同じ場所で共有したというだけで、なんだか一つになれるんですね。同窓会当日は地元はもちろん、首都圏以外からも手伝いに来てくれた方がいて、無事に終えることができたのは、もう4年も前のことです。


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それから毎年出席していますが、毎回40人くらい集まっては高校生時代のこと、今のこといろいろ話して声が枯れる・・・という一日になっております。2次会では向かいの席に座ってるのに周りがうるさくて声がよく聞こえない程(笑)なかなかの盛り上がりです。
そして今でも夢や目標に向かって頑張っている様子を聞いて、本当に励まされました。来年もここで元気に会えることを目標に、自分自身をアップグレードしていこう。