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かぼちゃ愛とクローン文化財

1か月半前から予約しておりました、草間彌生美術館。待ちに待ったこの日を共に迎えたのは京都旅行にも一緒だった幼馴染みです。

チケットは予約制、1時間半完全入れ替え制というシステム。予約時間前に15人くらい待っていたでしょうか。8割方は海外の方のようで、草間さんの人気ぶりがうかがえます。

2階、3階といつもながらの鬼気迫る絵画を見た後は、4階のインスタレーションです。草間さんのかぼちゃに対する愛のメッセージを読んで、ドキドキしながら真っ暗な部屋へ。

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真っ暗な闇の中、かぼちゃが一つ光りました。徐々に数が増えて・・無限に広がるかぼちゃ。

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そして、屋上にはこんなに可愛いかぼちゃが。

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タイルがキラキラしていて見る角度によって色が変わります。

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直島や京都のかぼちゃと同じように、屋外におかれています。このかぼちゃも、これからいろんな季節を過ごしていくんですね。

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また会いに行きたいです。

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草間彌生さんの作品は今まで企画展でしか見ることができませんでしたが、これからは近くで見ることができるので嬉しいなぁ。次の展示が楽しみです。

草間彌生美術館を後にして向かったのは上野の東京藝術大学美術館でした。 こちらではクローン文化財という、今では見ることができなくなった美術品などを精密に復元した作品を展示しており、今回は担当の先生が退官前ということもあり、集大成の展示となりました。

これは法隆寺の釈迦三尊像。これを作るにあたり、左右の仏様が実は逆に置かれていたことが分かり、今回の展示では作られた当初の配置に戻しているそうです。また、現在に至るまで失われていた部分も資料を基に再現されたそうです。

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釈迦三尊は法隆寺金堂と同じ大きさに模した壁に囲まれていました。金堂の壁には火災で焼失した壁画も消失前の状態で再現されています。

一言に「復元」といっても、現代の科学を駆使しており、オリジナルの精細な画像データを取得し、3次元計測や化学分析を行って、空間・形状・素材・質感・色を忠実に再現しています(パンフレットより)。

釈迦三尊像については、取得したデータから3Dプリンタを使って原型を複製し、それを型として富山県高岡市の鋳物技術と南砺市の彫刻技術で鋳造、彫刻、さらに、藝大でわざと古さを出すように手を加えているそうです。

ちなみにこちらが3Dプリンタで作られた原型。

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シルクロードを経て日本に伝わった仏教。ここでは日本からシルクロードを遡ります。

敦煌莫高窟も実物と同じサイズで再現されていました。中には鮮やかなミントグリーンが印象的な仏像が並びます。現地は保存のために公開されていないそうなので、ほとんどの人は実物を目にすることはできなくなってしまいました。

そして、次はバーミヤン東大仏の頭上に描かれた天井壁画。自分が大仏の頭上にいるかのように、正面にはバーミヤンの風景が映像で広がります。大仏もこの穏やかな草原の風景を眺めていたと思うと、爆破された映像は何度見ても心が痛みます。再現された天井壁画の仏様は髪が長くて、目もぱっちり。西洋文化の影響を受けているようです。 ラピスラズリの深い青が美しい。

これらのクローン文化財は撮影可能ですし、一部の物は触ることもできました。よろしければ26日までの展示なので、興味のある方はぜひ芸大美術館へ足を運んでいただければと思います。金曜日は20時まで開館しているそうです。

それではまた。

 

 

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